(心を感じる)
前回も引用したキャロライン・メイス著『七つのチャクラ』には、「知性よりも感情のほうが人生の質をずっと大きく左右する。人間の身体と魂を動かしているのは感情のエネルギーである。」と述べられています。この感情を表す表現として、アナハタチャクラが位置する「心、胸」を使うことがよくあります。例えば、「心が弾む、心が踊る、心が震える、心を鎮める、心穏やか、胸が高まる、胸に響く、胸躍らせる、胸が張り裂ける、胸が痛む」等々です。日常生活では喜怒哀楽の気持ちを感じることが多いですが、自己を知り、自分の心に正直になるためには、この感情を抑制したり否定するのではなく、ただただ感じること、そして自分の中の感情を素直に認め、経験することが大切だと思います。
(愛のエネルギー)
キャロライン・メイスは「私たちは、愛を自由自在に表現できる人間として生まれ来るのではなく、一生をかけてそれを学んでいく。愛のエネルギーとは、純粋の力そのものである。」と言っています。愛のエネルギーの成長を各チャクラで見ていくと、第1チャクラでは、家族や集団から様々な形で表現された愛のエネルギーを吸収し、第2チャクラでは、他者と関わることにより家族以外の友達などの存在へ範囲を広げ、次の第3チャクラでは、個人的な好みや身体的なものへの愛を知りますが、これらチャクラは、すべて外面の世界での愛に関わっています。そして、第4チャクラでは、自分を発見し、自分を愛するように私達を導いてくれます。さらにこの愛の対象を外に拡げていけばいくほど、愛のエネルギーはより強力なものとなるのではないでしょうか。今回の宿題では、「リディヤカッシュ・ダラナ」を訓練することになっているので、愛のエネルギー高めるイメージトレーニングとして活用してみたいと思います。
(シンクロニシティ―)
アナハタチャクラでは、相手のことを考えると、相手のエネルギーと同調することがあると言われています。考えていたことと現実が一緒になる、つまりシンクロニシティ―も起こるとされています。今回、講義前や講義中、「スタジオ内の前方の壁に描かれている花弁の数やマラを使ったチャクラ瞑想、人のためになる活動、リディヤカッシュ」についての疑問や関心が頭の中に浮かんでいました。ところが、これらについて講義中に説明されたり、宿題として出されて、まるで自分の思考エネルギーがマリオ先生に伝わったかのように感じて驚いてしまいました。